2008-04-10 第169回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
戦後におきましても、政府は重要な産品としまして、昭和二十六年に制定された繭糸価格安定法により生糸価格の安定を図って様々な対策を実施してまいりましたが、昭和三十年代以降、一貫して低落傾向をたどっております。特に、近年では著しい減少を示しているわけでございます。
戦後におきましても、政府は重要な産品としまして、昭和二十六年に制定された繭糸価格安定法により生糸価格の安定を図って様々な対策を実施してまいりましたが、昭和三十年代以降、一貫して低落傾向をたどっております。特に、近年では著しい減少を示しているわけでございます。
それから、製糸業界の振興につきましては、基本的には、やはり製糸業者がやっていける、製糸の支払うべき繭代を適正に設定するということが一番の基本でありますし、またその上に立って一定の生糸価格が実現されるということが大事な点であろうというふうに思っておりまして、改正後の法律の運営をしっかりやるということが非常に大事な基本的な点だというふうに考えております。
そこで、生糸価格の安定のためには、当然のことながら、密輸といった行為の防止は必要であろうと思います。 もちろん、このためには、海上保安庁、税関あるいは警察、こういったところとの連係プレーというものが必要であろうと思いますし、日本は周り全部海ですから、密輸となれば、基本的には大体船で来るのでしょう。
○安住委員 我が党の持ち時間はあと六分でございますので、蚕糸とそれから生糸価格安定法の一部を改正する法案について、二つほど質問をさせていただきます。 これも行政改革と絡んだ話でございますが、千七百年に及ぶ絹の歴史が我が国にありますが、今現在、私どもの国の繭の総産出額というのは、これは一体幾らであって、それに対する行政の経費というのが大体幾らぐらいになっているのか、そこを簡潔にお答え願えますか。
ことしは生糸価格が二十三年ぶりの安値、キロ四千六百円台に暴落しました。こんな状況の中で、製糸業者は経営が成り立たなくなり、繭も買ってもらえなくなる。その上、繭糸価格安定制度がなくなれば養蚕農家にとってもう大変な、息の根をとめられるようなことになってしまう。どうずればいいか、こう言っているんです。
このような減少につきましては、養蚕従事者の高齢化などの構造的要因もありますけれども、特に最近七年から八年にかけて減ったというのは、特に七年におきまして実勢の生糸価格がかなり下落をしたと。そのために、製糸サイドがこのままでは繭代が払えないということで繭取引が各地で混乱をいたしました。これが大きく影響いたしまして大幅な減につながったというふうに見ております。
○政府委員(高木賢君) 基本的には大臣から答弁したとおりでございますが、お話しありましたようにまさに輸入数量調整をやるわけですけれども、そのときに調整の指標となるべき生糸価格というものが念頭になければいけないわけでございます。
それからもう一つは、近年の生糸価格の低迷によりまして収益性が低下をしております。これを背景にいたしまして、他作物への転換あるいは他産業従事が進んだということが減少要因になっているというふうに分析をいたしております。 それから、二番目のお尋ねでございます。繭が研究開発の材料としていろいろ進められているということは御指摘のとおりだと思います。
生糸価格が今乱高下をしている、こういう状況の中で、非常に養蚕農家が減少しているというのは先ほど風間委員からも御指摘がございました。 それで、いただいた資料などを見てまいりますと、特に平成六年度などは生糸の需要の関係を見ますと、実は二次製品ということで外国から輸入しているものがもう五割を占めている。
○政府委員(高木賢君) 繭糸価格安定制度につきましては、生糸に着目をいたしまして、生糸価格が乱高下しやすい、こういう性格を持っているものに対しまして、事業団の売買あるいは輸入調整措置、国境調整措置を通じまして、一定の価格安定帯の中におさめるということを目的としております。 繭の値段につきましては、一定水準の生糸価格の実現を通じて製糸業者が繭代を払う、こういう仕組みになっているわけでございます。
この場合に、実需者への原料生糸の安定供給を図る上で需給上必要な輸入量については、生糸価格の安定に支障のない範囲内で関税相当量の水準を大幅に引き下げる。いわゆる実需者輸入制度というものでございます。
例えば五万俵ということを言われましたけれども、輸入生糸によって需給均衡が損なわれるということになりますと、生糸価格が大幅に下落をする、養蚕業が大きな打撃を受けるということに相なります。例えばというお話ではございましたが、例えば五万俵というような大きな数字は我が国の生糸の需給状況から見ますと大変過大な数字ではないかというふうに考えているわけでございます。
次は、養蚕業に関連いたしまして、生糸価格形成の問題についてお伺いしたいと思います。 近年、我が国の養蚕業は、従事者の高齢化、後継者不足等により養蚕農家数、繭生産農家とも大幅に減少してきております。
○松村龍二君 次に、生糸価格の動向等について申し上げるわけですが、言うまでもなく、生糸についてはウルグアイ・ラウンド農業合意によりまして、平成七年度から蚕糸砂糖類価格安定事業団による国家貿易制度が維持されつつ関税化が実施されております。
○国務大臣(野中広務君) 京都の西陣並びに丹後の事情を十分御了承の広中委員からの御指摘でございまして、今御指摘のございました、昭和四十九年、議員立法で成立をいたしましたいわゆる生糸一元化輸入のあり方については、近年、和装産業の衰退あるいは生糸価格の不安定等からその見直しが強く言われておるところでございます。私どももその事情を十分承知いたしておるところでございます。
三 生糸・繭については、先進国型養蚕業の早期確立・普及等生産対策に万全を期するとともに、最近における生糸価格の低迷に対処して適切な対策を講ずること。四 でん粉については、コーンスターチ用どうもろこしと国内産でん粉との抱き合わせ制度の適切な運用等により、でん粉原料である甘しょ及び馬鈴しょの安定的な需要の確保に努めるとともに、生産対策の充実を図ること。
第二に、事業団以外の者が輸入する生糸について、事業団が買い入れ及び売り戻しを行いその価格を調整するとともに、実需者が需給上必要な量を輸入する場合には、生糸価格の安定に支障のない範囲内でその輸入に係る生糸の買い入れ及び売り戻しの対価の差額を減額することとしております。
関税化をされますが、国内生糸価格等の安定から、事業団が瞬間タッチ方式で売買を行い、関税相当量を徴収するわけでございます。したがって、何人も、事業団以外でも、実需者の皆さんを含めまして、海外からの生糸の輸入は自由でございますが、関税相当量を払って、そして輸入していただくということでございます。
今日残っているのは、中山間地帯を中心として、やはり養蚕が経営を支えることが非常に大きな部分を占めておるということで残っていることでございまして、私どもは余り、率直に申し上げますと、戸数よりも担っている養蚕農家が相当な生産性を持って耐え得るような、これが生糸価格にも響くし、また、ひいては絹業の皆さん、最終の実需者である大事な絹業の皆さんに対してもプラスになるんだというふうに思っております。
第二に、事業団以外の者が輸入する生糸について、事業団が買い入れ及び売り戻しを行いその価格を調整するとともに、実需者が需給上必要な量を輸入する場合には、生糸価格の安定に支障のない範囲内でその輸入に係る生糸の買い入れ及び売り戻しの対価の差額を減額することとしております。
養蚕農家戸数は、一九八〇年のわずか一六%、二万七千戸と大幅に減少し、生糸価格の低迷などから今年産の春繭の予想収穫量は前年産の三三%と最大規模の減少となる見込みと言われています。こうしたときに、蚕業指導所を廃止することは、一層先行きに対する不安、そして養蚕からの離農に追い込むものでしかありません。
理事の補欠選任 閉会中審査に関する件 請 願 一 農業農村整備事業の推進に関する請願 (桜井新君紹介)(第一一〇六号) 二 異常気象による水稲等農作物の冷害対 策に関する請願(北沢清功君紹介)( 第一八七二号) 三 学校給食用の米及び牛乳に対する助成 措置の堅持に関する請願(北沢清功君 紹介)(第一八七三号) 四 生糸価格対策
—— 本日の会議に付した案件 ○理事補欠選任の件 ○異常気象による農作物被害の救済に関する請願 (第一三〇号) ○農業農村整備事業の推進に関する請願(第二〇 五号) ○冷夏・長雨等による農作物被害救済措置に関す る請願(第二六二号) ○米の市場開放阻止及び地域農業振興対策に関す る請願(第四〇〇号外二件) ○異常気象による水稲等農作物の冷害対策に関す る請願(第四〇一号外二件) ○生糸価格対策
第三一五五号) 同(松岡利勝君紹介)(第三一五六号) 同(御法川英文君紹介)(第三一五七号) 同(宮里松正君紹介)(第三一五八号) 異常気象による水稲等農作物の冷害対策に関す る請願(中島衛君紹介)(第三二九四号) 同(村井仁君紹介)(第三二九五号) 学校給食用の米及び牛乳に対する助成措置の堅 持に関する請願(中島衛君紹介)(第三二九六 号) 同(村井仁君紹介)(第三二九七号) 生糸価格対策
幸男君 木幡 弘道君 矢上 雅義君 井出 正一君 ――――――――――――― 十一月十六日 農業農村整備事業の推進に関する請願(桜井新 君紹介)(第一一〇六号) 同月三十日 異常気象による水稲等農作物の冷害対策に関す る請願(北沢清功君紹介)(第一八七二号) 学校給食用の米及び牛乳に対する助成措置の堅 持に関する請願(北沢清功君紹介)(第一八七 三号) 生糸価格対策
九 繭糸の安定帯価格については、繭生産及び生糸価格の動向等蚕糸業及び関係業界をめぐる厳しい情勢にかんがみ、これらの健全な発展に資するよう決定すること。 また、国産の繭及び生糸の安定供給を図るため、繭糸価格安定制度の適切な運営を期するとともに、先進国型養蚕業の確立及び中核的養蚕農家の育成確保を図ることにより、繭及び生糸の生産基盤の強化に努めること。 右決議する。 以上でございます。
そして、「これは消費者の着物ばなれもさることながら、内外の生糸価格差による国外からの絹織物の輸入の増大が最大の原因であり、組合」、これは工業組合ですが、「組合としては一元輸入制度撤廃の運動を続けているが、いまだ実現を見ず今後も困難が予想される。」だから合理化しますという申し入れ書を書いているわけですね。こういう 実態にまで来ている。
七 繭糸の安定帯価格については、繭生産及び生糸価格の動向等蚕糸業をめぐる厳しい情勢にかんがみ、蚕糸業の健全な発展に資するよう決定すること。 また、国産の繭及び生糸の安定供給を図るため、繭糸価格安定制度の適切な運営を期するとともに、広食性蚕品種の開発等高能率養蚕経営を育成するための対策の推進に努めること。 右決議する。 以上でございます。 何とぞ委員各位の御賛同をお願い申し上げます。
養蚕農家四万四千戸が実に五年間で半減をしておる、こういう事実もあるわけでありまして、この原因はも至言うまでもありません、生糸価格の低迷であります。これ一つに尽きるわけであります。一万一千円を割り込んで一万七百円、こういう相場になっているわけでありまして、このまま推移をすると十年後には日本から養蚕がなくなってしまうだろう、こういうふうに言われています。